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zoom RSS 壮絶な銃撃に託してみせる、哀愁にみちた男の美学〜「英雄本色U」 男たちの挽歌U 

<<   作成日時 : 2007/01/29 17:21   >>

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「男たちの挽歌U」を鑑賞した。



「男たちの挽歌U」  1987年  香港

原題 英雄本色U

監督 ジョン・ウー
制作 ツイ・ハーク
音楽 ジョセフ・クー

主演 ティ・ロン レスリー・チェン 周潤發 ディーン・セキ
 


昨日に続いての続編の鑑賞。しかし、ん〜私はT程登場人物たちに感情移入できない(これはあくまで、Tと比較してという意味)。
当然、ストーリーがTよりさらに粗く、無理がある。まあ、その点はよいにしても、やはり、Tに続いてすぐ鑑賞したことがいけないのであろうか。でも、以前に何度も鑑賞している作品ですが、やはりTのが私はすきだな〜。
どうしても、友情、兄弟愛など人間の感情面においてTと比べると、あそこまで深く入り込めない・・・。

キットを思うホー、仕事に忠誠なキットなど同じであるのだが、どうしても引きつけられるものがTより弱く感じる。キットも兄を許し、互いに兄弟が信頼し合っている点はTを見ている者としては嬉しく感じるが・・・。

いきなり批判からはじまったが、それでも大好きで楽しめる作品ではある。
周潤發が再びマークの双子の弟ケンで出演、当然嬉しいのだが、ヤッテくれるよな〜という感想。
そのケンがNYの自分の店でマフィアの西洋人に床に落ちた米を食わすシーンは最高。なんとも、非常にスカっとする。そしてそこへきた警官の対応もいい。

そして、ロンをつれてホテルの1室から出て行くシーン。この銃撃戦はいい。あの細長い廊下を、そして、あの階段をすべり落ちながらの2挺拳銃、たまらない!これはもう伝説でしょう!
あの重苦しいトーンの中、銃声が激しくこだまする・・・。

あとは、組織側の殺し屋がいい。妙にさめており、決して金ではない、男気があるところがいい。
また最後、ホー、ロン、ケンが組織に乗り込んでいくシーン。ケンがマークの遺品の穴だらけのコートを着て最後、組織に乗り込むあたりも非常にクサイながらもいいですね。これでなくては!

そして、この作品はなによりキットがいいですね。任務に忠実なあまり自らを、家庭をおいつめてしまう、そして哀しい運命・・・。
ホーが組織に潜入し、信頼を得る為にキットを撃つシーン、ここも泣かせますね。
『もう一発だ。信用されないぞ・・・』
信頼し合う兄弟の過酷な運命・・・。

ホーは弟愛しさ、そしてジャッキーのことを思い、家に帰そうとする。しかし、ケンはキットの男としての一面に共感し、理解してくれる。この2人の弟同士が非常にいい。
ケンと一緒にキットが、子供を産んだばかりのジャッキーに電話するシーンはもう涙なみだ、とまりませ〜ん。
同性愛であったという事ですが、レスリー・チェンは本当残念ですね・・・。

そして、まあ、派手にやってくれます。凄まじいまでに復讐に燃える男たち。作品のスケール的にはTをはるかに超えていると思います。
しかし、なんていうんでしょう、いいんですが、やはり雑というか、大雑把というか、大好きなんですがやはり、Tほどの、Tと比べると、う〜んTほどの良さがいまひとつ感じられないというのが本音。


やはり、主要な登場人物4人をそれぞれ、たてすぎてうまくバランスがとれているようで、実はとれていない。つまりストーリーのしっかりした軸が確立されておらず、視点が分散してしまっている。それがどうしても感情移入をつよくさせない点になってしまっている。
Tより、ホーの立場は完全によわい、ただかつての剣劇スター、ティ・ロンに気をつかってか、刀での殺陣が一瞬だがある。
まあ、結局このUはロン(ディーン・セキ)の話が中心なのでしょうようがないんですけど・・・。

う〜ん、この作品の、ホーが、つまりティ・ロンが好きな私はその点が最大の不満なのかな〜。4人の中では一番見せ場がない。まっ、Tは完全にホーの話で、これは続編でも別の話なのでいいんですけど・・・。

それでも、あのジョセフ・クーの音楽がかかってくると、妙にワクワクし、思わず拳を握りしめてしまう。やはり周潤發はたまらない!
そして、他の俳優陣も当然だが、ジョン・ウーの演出、アングル、カットわり、ハイスードとこの点はあいかわらずいい、私の好みの展開。
激しい銃撃その中で、ときたまみせるケンのコミカルさがまたいい。

それにしても、なんでこう銃撃戦に哀愁を、切なさを感じるんであろう。そこがこの作品の最大の魅力。

切なく、哀しく、そして激しい男たちの復讐劇。銃弾に怒りと哀しみをこめて描く男の美学。
潤發の2挺拳銃を、男たちの激しい、壮絶な、哀しい怒りを楽しみましょう。


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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。
いや〜、2はキット最高ですよね。
あの階段落ちはいつもセルフリプレイ(巻き戻してもう一度観るだけ・笑)です。
設定に無理はあるのは仕方ないにしろ、アクションとレスリー・チャンが十分すぎるほど見せてくれる名作ですね♪
またおじゃましますね。ではでは。
微妙
URL
2007/02/02 21:46
微妙さん、コメント&TBありがとうございました。
Uのレスリーはほんといいですね。私はDVDボックスを買って、久ぶりにT・Uを続けて鑑賞しました。続けて見たせいか、Tのが深く入り込めたというか、好きなのですが、それでもUもいいですね。
最高です!
イエローストーン
2007/02/03 00:04
こんばんは。
弊ブログへのトラックバック、ありがとうございました。
こちらからもコメントとトラックバックのお返しを失礼致します。

続編という点からか、やや無理な設定がある本作品ですが、とても見応えのあった第一弾に負けない仕上りであったと思います。

また遊びに来させて頂きます。
ではまた。
たろ
URL
2007/03/21 18:49

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