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本日、「沈まぬ太陽」を鑑賞した。 200分を越える上映時間。 なんと、途中で休憩10分が。 まあ、トイレにいけて良いのだが、私は・・・・。 上映途中で劇場が明るくなるのはどうも・・・。 本来であれば、とくに今時であれば前後編にわけるのが普通であろうが、原作者・山崎豊子女史の絶対的な要望で1本公開になったそうである。 まあ、いいか。 私には好都合。 原作はとても読み応えがあるのだろうと感じる作品。 架空の「国民航空」としているが、モデルが日航であることはあきらか。 123便便墜落事故や 御巣鷹山などの名称はそのままである。 だが、内容が内容だけに撮影においては日航の協力は当然えられず、その辺りがセットとCGで画的に物足りない部分をかじさせる要因でもあると感じる。 渡辺謙演じる主人公・恩地は、労働組合委員長を務めた人物で、実在の日本航空元社員、実際に社内規定違反である辞令・海外僻地勤務を長年しいられた小倉寛太郎がモデル。 だが、この原作は問題があったようである。 日本航空の労働組合が激しく対立していた経営陣への取材活動を行わなかった点があり、 ストーリーが事実とは大きく異なり、見る者にそれを区別できなくしている点が多々あるようである。 例をあげると、モデルとなった小倉貫太郎氏は実際には御巣鷹山へ先遣隊としていったこともなく、被災者の面倒や世話役をやった事実はないそうだ。 このような 多数の創作箇所があり一方に偏った視点から白と黒を別けるような書き方が目立つ点などがあり、論争を巻き起こした。 だが、私は問題とはおもわない。 つまり、ノンフィクションととらえると問題だが、あくまでもモデルとしただけで、あくまでも原作は架空のフィクションなのである。現実をどの程度モデルとしているかには問題があり、当事者達には不愉快な部分等があろうが、あくまでも、モデル小説として文芸を楽しむべきで、現実と創作の判断・区別はは読む方の判断、感じ方でいいのではないだろうか。 そしてどうしても明確な事実を知りたくなった方はご自身でしらべればそれでいい。 あくまでも小説として楽しむべきなのです。 私はとても読み応えのある原作だと感じた。 だが、この原作の連載中、掲載された週刊新潮は日航では機内搭載をとりやめていたそうである。 123便墜落がからむが、要は当時半官半民の航空会社の腐敗とその政治的裏側。そして、その中で生きる様々な人間達のドラマである。 そして、主軸は主人公がうけた会社内での不条理に家族をまきこみながらも理解をうけ、頑固なまでに自身の信念を貫きたちむかう話である。 故、「クライマーズハイ」鑑賞時のように、123便の墜落ばかり想い出され、映画に集中できないというこはなかった。 参照記事:「遺書 〜1985年8月12日 32分間・迷走の奇跡・・・ 」 だが、墜落事故は後半になるまでからんでくる。 そして、冒頭にはその機内の様子や、管制と機長とのやりとりなども描かれる。 それをみるとやはり・・・。 何故、機長は“スコーク77”を発したのか。 現場にみられたオレンジ色の破片は。 なぜ夜明けまで正確な墜落地点が不明だったのか。 なぜ現地では、その山に詳しいはずの地元消防団などを山にのぼらせなかったのか。 ひとつしかないはずの飛行経路がなぜ事故調の発表毎、二転三転したのか。 一体、何をかくしたかったのか。 その他にも多くの不可解な証言、目撃、または説などこの事故?には本当に謎がおおい。 (あまりに荒唐無稽でマンガのような説もあるが、全てがそうであるとは到底思えない・・・) 親方日の丸の当時の日航、当時の首相中曽根氏。 私は真の解決にはいまだいたっていないと想うひとりである。 おっと(得意の)脱線。 まず、その上映時間の長さはさほどかんじませんでした。 ただ、やはり私はインターバルは必要なかったと個人的には思う。 人間ドラマとして、なかなかみごたえのある、見事なまでのその醜さを描いてある。 ただ、途中の航空機が飛び立つシーンでのCGはデキが非常に悪く、興ざめしてしまう程であった。 主人公が、その醜い人間関係・会社としての倫理観にある中で、不条理な報復であった海外勤務を妙な気持ちで懐かしむというのが皮肉であり、象徴的でもある。 そして象徴的といえば、ご遺族の方には失礼であり、不快な描写かとも思うが、冒頭のマルチ。 123便の墜落と主人公がアフリカの大地で像を狙撃でしとめるシーンがかさる描写。 落ちてゆく123便と頭を打ち抜かれ倒れる像が重なる。 これは絶対に墜落しないといわれたジャンボ機というよりも、やはり半官半民の巨大会社、ナショナルフラッグ・キャリアの、倒れないはずの巨体が崩れ落ちた象徴的なシーンであろう。 この時期に、まさに皮肉であり、タイムリーでもある。 あくあでもフィクションであるが、これで日航再建に税金が投入されることに拒絶・嫌悪感が強まるのではないであろうかと想像する。 醜い裏、会社での描写の中、家族の愛が映画中の清涼剤となる。 妻の、子供たちの。 私は恩地とその息子が牛丼屋で飯を食うシーン。 父の苦悩を察した息子が、食事のあとも一杯つきあうと口にする。 その時の父の表情、ものすごい勢いで牛丼を口にかき入れるその仕草が印象的である。 会社の為に、仲間の為にたたかった労使闘争。 だが、会社から、そして後年にはかつての同志からうける不条理なる辞令。 その苦痛に耐えながら、悩みながらも己の信念を貫く恩地。 だが、123便墜落事故で遺族と接するうちに自身の悩みが非常に小さなものであると気づく・・・。 “必ずくる明日。 それを約束する沈まぬ太陽” 主人公がそれをみたのは、墜落事故後までも行われた元同志による報復人事で向かったナイロビ。 国民航空の乗り入れが行われていないそのアフリカの地で、果てしなく続く大自然の大地の中で黄金にかがやくその夕陽をみて、彼はひとり、不思議に癒され、ホッとしたのかもしれない・・・。 醜いまでの大会社のその内部、人間関係はみていておもしろい。 画としては、展開はそれほど悪いとは感じない。だが、まあ現実には無理なのだろうが、墜落現場や、御巣鷹山の碑、当時の空港などのシーンは正直きつく、スケール感のない映像となっている。 そしてそれに反し、それがあったからか、最後のアフリカの大地、その何もない広大さ、黄金の太陽にてらされるその広大な何もない無限に広がろうかという程の果てしない大地の画は非常に効果的。 その壮大さ、人間の日常が、人間のつくりだすものなど巨大企業だろう、何だろうが、ごくごく小さなものに感じるあの自然は圧倒的であった。 恐ろしいほど強い、小さな正義・信念をつらぬく彼は結局勝ったのか。 間違いなくいえることは、彼は自分には負けなかった。 そして、その耐え抜いた長い日々が無に感じるかのような大きなことに気づき、自分の中で、気持ちの中で癒しを得た。 結局、彼はその待遇には反し、社内では勝ったといえるのかもしれない。 だが、その根源は、大きなその裏側は、気まぐれで、狡猾で、汚く、何も変わらない、そして負けていない・・・・。 (現実には先日大敗しましたが・・・) 公開にあたり、日航は名誉毀損にあたると警告文を2度、角川映画などにおくりつけたという・・・・。 【追記】 この本編の中、先日他界されて俳優、山田辰夫氏が出演していた。 彼をみた時、私は正直に嬉しかった。 私が好きな脇役さんのひとりであった。 彼の遺作となったようである。 心からご冥福をお祈りいたします。 合掌 隠された証言?日航123便墜落事故 (新潮文庫) 新潮社 藤田 日出男 ユーザレビュー: 最後の交信記録この本 ... 巻末のCVR記録 抜 ... 迫真のドキュメント事 ...Amazonアソシエイト by ウェブリブログ 御巣鷹山ファイル JAL123便墜落「事故」真相解明 (御巣鷹山ファイル) 文芸社 池田 昌昭 ユーザレビュー: アイデアは悪くないが ... 荒唐無稽ではあるが・ ... あんまりですJAL1 ...Amazonアソシエイト by ウェブリブログ |
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沈まぬ太陽
『白い巨塔』、『華麗なる一族』などで知られる人気作家・山崎豊子の同名ベストセラー小説の映画化。日本航空をモデルにした国民航空を舞台に、権力に翻弄されながらも自らの信念に従って生きる男を壮大なスケールで描いた社会派ヒューマンドラマだ。主演は『硫黄島からの手紙』の渡辺謙。共演は三浦友和、石坂浩二、松雪泰子、鈴木京香を始めとした実力派揃い。監督は『ホワイトアウト』の若松節朗。 ...続きを見る |
LOVE Cinemas 調布 2009/10/25 20:34 |
沈まぬ太陽
山崎豊子の同名作品を映画化した社会派ドラマ。監督は若松節朗、キャストは渡辺謙、三浦友和、松雪泰子、鈴木京香、石坂浩二、香川照之、西村雅彦、柴俊夫他。 ...続きを見る |
Yuhiの読書日記+α 2009/10/25 20:51 |
「沈まぬ太陽」会社と政府の思惑に翻弄されても揺るがない自らの信念を貫き通した男の生き方
「沈まぬ太陽」は山崎豊子原作の映画で日本の航空会社の労働組合委員長を務めた男が懲罰人事で僻地の海外勤務を9年務めた後墜落事故のお世話係として犠牲者遺族の補償に当たるが、会社の方針などで社員は厳しい労働環境などの改善と利権に走る経営陣、さらには政治家の圧力... ...続きを見る |
オールマイティにコメンテート 2009/10/25 21:05 |
沈まぬ太陽
「きみがぼくを見つけた日 」も迷ったんだけど。 山崎豊子原作、渡辺謙主演となれば、見ないわけにはいかないだろう、ということで、「沈まぬ太陽 」を鑑賞。 ...続きを見る |
いい加減社長の日記 2009/10/25 21:47 |
[映画『沈まぬ太陽』を観た]
☆本日は、朝5時に家を出る早番の仕事であったが、帰宅して、午後8:45からの<ワーナーマイカル・日の出>のレイトショーで、この作品を観た。 ...続きを見る |
『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッド... 2009/10/25 22:26 |
沈まぬ太陽
この映画の秀逸な面は、史上最大の航空機事故を再現しながら、労働組合運動に熱心だったという理由だけで左遷を強いられた主人公恩地のリアルな描写だ。脚本が非常にいいと思う。今まで報道されなかった舞台裏も見ることができるので、是非お勧めしたい。 ...続きを見る |
とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ve... 2009/10/25 22:43 |
『沈まぬ太陽』『不毛地帯』原作者・山崎豊子さんインタビュー
昨日、映画「沈まぬ太陽」が封切られました。ぜひとも多くの方にご覧いただきたいので、2000年に私が企画・編集した山崎豊子さんのインタビュー記事を再掲載します。 ...続きを見る |
すくらむ 2009/10/25 23:30 |
沈まぬ太陽
『白い巨塔』、『華麗なる一族』などで知られる人気作家・山崎豊子の同名ベストセラー小説の映画化。日本航空をモデルにした国民航空を舞台に、権力に翻弄されながらも自らの信念に従って生きる男を壮大なスケールで描いた社会派ヒューマンドラマだ。主演は『硫黄島からの手紙』の渡辺謙。共演は三浦友和、石坂浩二、松雪泰子、鈴木京香を始めとした実力派揃い。監督は『ホワイトアウト』の若松節朗。 ...続きを見る |
LOVE Cinemas 調布 2009/10/26 00:36 |
超大作「沈まぬ太陽」
映画「沈まぬ太陽」を観てきました。 ...続きを見る |
Thanksgiving Day 2009/10/26 00:43 |
沈まぬ太陽 [映画]
公開:2009/10/24製作国:日本上映時間:202分鑑賞日:2009/10/24監督:若松節朗出演:渡辺謙、三浦友和、松雪泰子、鈴木京香、石坂浩二、香川照之、大杉漣、西村雅彦、宇津井健、小林稔侍、加藤剛+あらすじ+国民航空の労働組合委員長・恩地(渡辺謙)は職場環境の改善に奔走... ...続きを見る |
映画鑑賞★日記・・・ 2009/10/26 12:57 |
沈まぬ太陽
輝き続けるからこそ太陽! ...続きを見る |
Akira's VOICE 2009/10/26 17:56 |
沈まぬ太陽
新宿ピカデリーで「沈まぬ太陽」をみた。初回。スタートは9:30。それで終わったのは13:00。 時間的には長い。原作を読んでいたから理解できる。映画だけをみると納得できないシーンも多いのではないだろうか? はじめてインターミッション(休憩)のある映画を体験... ...続きを見る |
なりゆき散策日記 2009/10/28 05:40 |
沈まぬ太陽
不屈の魂を描いた叙情詩。 映画化されるということで、たいへん楽しみにして劇場へ向かった。ついに、この作品が、映画化されたという感激が... ...続きを見る |
映画通信みるみる 2009/10/28 13:46 |
沈まぬ太陽 仕事に生きる男の気骨を問う 山崎豊子
沈まぬ太陽は、ずっしりとした社会派大作である。山崎 ...続きを見る |
ネット社会、その光と影を追うー 2009/10/29 11:31 |
沈まぬ太陽
7月に上映されると聞いてから待ちに待った映画『沈まぬ太陽』を公開3日目に観ることができた。 ...続きを見る |
GLOBAL セブねっと 2009/10/30 18:30 |
人は何の為に働くのだろうか。『沈まぬ太陽』
高度経済成長期の時代から日本の航空会社に勤め続ける社員の生き様を描いた作品です。 ...続きを見る |
水曜日のシネマ日記 2009/10/31 08:44 |
沈まぬ太陽
[沈まぬ太陽] ブログ村キーワード 評価:8.5/10点満点 2009年93本目(87作品)です。 【あらすじ】 国民航空の労働組合の委員長をしている恩地元(渡辺謙)は、副委員長の行天(三浦友和)とともに労使交渉を勝ち抜いたものの、任期満了で委員長を退任した途端に海外に.. ...続きを見る |
必見!ミスターシネマの最新映画ネタバレ・... 2009/10/31 17:08 |
映画「沈まぬ太陽」
映画「沈まぬ太陽」を鑑賞。 ...続きを見る |
FREE TIME 2009/11/01 00:43 |
「沈まぬ太陽」堂々の大河ドラマ、プライドは捨てないということ...
「沈まぬ太陽」★★★★ 渡辺謙、三浦友和、松雪泰子、鈴木京香、石坂浩二 若松節朗監督、202分、2009年、2009-10-24公開 ...続きを見る |
soramove 2009/11/01 01:09 |
『沈まぬ太陽』(2009)重いテーマ、骨太な演技、恥部を抉る脚本、上映時間3時間半。
山崎豊子の小説は映画化されるものが多く、川島雄三監督の『暖簾』から始まり、山本薩夫監督の『白い巨塔』『華麗なる一族』『不毛地帯』と社会派作品を世に送り出し、そのすべてが高い評価を得ました。そうした彼女の数多い原作の中でも映画化が困難といわれていたものに、今回ようやく映画化された『沈まぬ太陽』がありました。 ...続きを見る |
良い映画を褒める会。 2009/11/02 21:14 |
映画「沈まぬ太陽」
ネットで見られるニュースでは,「始球式には米国のジョージ・ブッシュ前大統領が登場した」とあるだけで,会場でブーイングぐらいはあったのかどうか,分からない.九州にいては,一昨日紹介した「反戦と抵抗のフェスタ」に参加することもできず・・・と言うわけで今日は映画館に行った.(ホントは東京以外のどこでも「戦犯容疑者逮捕」を街頭で呼びかけなければいけないのだけれど)応援のクリック歓迎 (1日1回まで) 見た映画は話題の「沈まぬ太陽」.原作をちょっと手に取ったことはあるのだが,なにしろあの長編,読むま... ...続きを見る |
ペガサス・ブログ版 2009/11/03 21:03 |
沈まぬ太陽 よくもまあこんな映画が創れたもんだ
【 53 -12- 1ヶ月フリーパスポート=2 】 昨日は映画「BALLAD 名もなき恋のうた」を観た後に仕事があって、そしてその後に今度は妻と待ち合わせしてまたまた映画(1日に2本観たのって学生時代以来?)、観たのは山崎豊子原作を映画化した「沈まぬ太陽」。 とりあえずびっくりしたのは、この映画、若い人観に来てね〜年齢層高〜っ、でも満員だった。 ...続きを見る |
労組書記長社労士のブログ 2009/11/04 12:50 |
映画「沈まぬ太陽」
原作を読んでから見るつもりだったのに、結局1ページも読まないで鑑賞となりました。 私は「脳が満足する映画」が好きです。 そして、これも私好みの「脳が満足する映画」だと思っていたのですが... ...続きを見る |
Playing the Piano is... 2009/11/08 20:32 |
映画「沈まぬ太陽」
監督:若松節朗(ホワイトアウトの監督さん) 出演:渡辺謙(怪物)三浦友和 松雪泰子 鈴木京香 石坂浩二 香川照之 宇津井健 出演:戸田恵梨香 柏原崇 大杉漣 西村雅彦 小林稔侍 風間トオル 柴俊夫 木村多江 ...続きを見る |
おそらく見聞録 2009/11/15 17:59 |
『沈まぬ太陽』が沈みそう!
太陽、すなわち日章旗を模した鶴のマークが沈みかかっている。 ...続きを見る |
映画のブログ 2009/11/18 01:04 |
沈まぬ太陽
とんでもないタイミングで封切した沈まぬ太陽。 やっと見てきました。 3時間22分 ...続きを見る |
かりんのつれづれなるblog 2009/11/18 12:59 |
沈まぬ太陽
日本アカデミー賞って発表前から予想できて、 しかも予想通りになりますね。( ^ _ ^; この作品も、作品賞を取るかなと思ったらその通りになりました(爆) でも受賞の時のケン・渡辺氏の言葉は胸にきました。 観ていないと何もわからないので、 DVDで鑑賞しました。 ...続きを見る |
映画、言いたい放題! 2010/12/04 20:49 |
映画評「沈まぬ太陽」
☆☆☆(6点/10点満点中) 2009年日本映画 監督・若松節朗 ネタバレあり ...続きを見る |
プロフェッサー・オカピーの部屋[別館] 2010/12/12 09:05 |
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