取手物語〜取手より愛をこめて

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zoom RSS 淀川長治の「1/24秒」 私は1コマたりとも愛の瞬間を見逃しません

<<   作成日時 : 2009/11/03 12:44   >>

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久々に本棚をながめていたら、こんな1冊が。

『淀川長治の「1/24秒」 私は1コマたりとも愛の瞬間を見逃しません』

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紛れもない、以前に私自身が購入したものである。


映画の、愛について、愛の映画を淀川氏が評した本である。

ふだんは、ミステリーとアクションが好きな、基本な私。
何故、この本を手にし、購入したのか。

若かりし頃、自身が恋に悩み、揺れ動いていた時だったのかもしれない。


この本の前書きとして、


“私の戀した女”(わたしのこいしたひと)

と題して淀川氏が亡きお母上のことについて書かれている。
久々によんで目頭が熱くなった・・・・。


この本には、


T 愛の大団円


  かくも長き不在

  町の灯

  暗くなるまでまって/奇跡の人



U 母からの愛の教え


  ステラ

  マスク
 
  プレイス・イン・ザ・ハート


V 老いても恋に従え


  ドライビングMissデイジー

  晩秋

  ジンジャーとフレッド


W 生きること、愛すること


  ジャックナイフ

  ロンリー・ハート

  愛と哀しみの果て

  サイレント・ボイス


X いちはやき恋


  コックと泥棒、その妻と愛人

  ナインハーフ

  存在の耐えられない軽さ


Y 愛は揺れ惑う


  モーメント・オブ・ラブ

  ストラップレス

  恋におちて

  アイリスへの手紙

   
Z まさぐる恋


  きのうの夜は・・・・

  ドラッグストアカウボーイ

  愛の記念に


[ 愛のまなざし


  ゴースト(ニューヨークの幻)

  ベルリン・天使の詩


\モダンでクラシカルな恋

  恋のゆくえ(ファビュラス・ベイカー・ボーイズ)

  マネキン

  ペギースーの結婚

  思い出のマルセイユ



以上の映画について淀川氏らしい調子で書かれている。


彼の映画を愛するその想いはすばらしい。
“ビスコンティなどの作品は美術品なんです。”と表する彼。
このことばは、何故か、映画を芸術とすることに激しく拒絶反応をおこす私にも何故か素直に受け止められる・・・・。


映画を単に批判することが通だと勘違いしている方もいる。
“展開が都合がいい”や“実際にはあえりえない”などとして、映画を批判する方もいる。
私にいわせれば愚かを通り越して、哀しい人たちである・・・・・。

全てを褒める必要はないが、映画を愛する心、それがどこか違うような気が・・・・・。





私のカテゴリーからしてここに記述されている作品の全ては当然鑑賞していない。

そして、余談だが、デ・ニーロ作品が多いなとも感じるが、この中には私が特に、いや恋愛もので一番好きな映画と、恋愛というよりは人間の映画として大変すきな映画が2本ある。


そう、


 「ジャックナイフ

 と、

 「恋のゆくえ ファブラス・ベイカー・ボーイズ


私自身のお気に入りでどちらも何度も鑑賞し、以前記事にもしている。




 「ジャックナイフ」


詳細は上記からリンクしてよんでいただければだいたいの内容はおわかりいただけるはず。

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この作品、監督はイギリス人のデビッド・ジョーンズ。

淀川氏いわく、故に非常にイギリスタッチのホームドラマ。
原作は「ストレンジ・スノウ(奇妙な雪)」という舞台劇だそうである。

故に男ふたりの友情、兄と妹の愛情がきれいにでていると。


これはベトナム戦争の傷跡をえがいていますが、血まみれの愛国精神というよりもヒューマニティ、人間の愛の映画だと、こんな地味な映画が帰ってくるなんてアメリカもだんだん心の内側に入ってきたなぁと思われる。
「フィールド・オブ・ドリームス」もそうでしたが、この作品も人間の心の中に入った見事な作品です、と彼は評している。



 


 「恋のゆくえ(ファビュラス・ベイカー・ボーイズ)」

これは私の中で恋愛ものの最高峰の作品。
とてもお気に入りの映画です。

クラシックな題名だが、中身はとっても粋な映画。都会の陰です、と淀川氏は言う。

私の好きな俳優、ジェフ・ブリッジスが出演。
そして、ミシェル・ファイファーの魅力全快の作品です。

彼女が唄はアカデミー賞の審査員がびっくりしたほど。残念ながら助演女優賞はとれませんでしたけど。


この作品はラストが、いや、ラストも、とてもいい。


淀川氏は、

あのラストを二人の会話が終わり離れていくところで、キャメラがズッ−とあがっていく。上から見下ろすようになって遠くへ遠くへ手を振りながら女が行くところで終わるあたり、見事な愛のタッチ、恋のタッチ、ヒューマンハート、ロスタハート、全てを含めたこのラストシーンをこの監督はやりたかったんですね。
この29歳のスティ−ヴ・クローヴスという監督は映画ファンですね。
パラマウントタッチとはこれですね。

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ピアノとブルースとシンガー、そしてクラブとふたりの兄弟、いかにも都会、モダンクラシックがまた帰ってきましたね。
この映画は本当にほんとうに粋な粋な作品ですよ。


全く同感である。

素晴らしい、そして本当に私好みの映画。
最高である。







この本、淀川氏らしい、映画好きな、オールドファンの目線であたたかく、厳しく語っている。

映画をまた、そして見ていない映画も見たくなる1冊である。











  









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