「仮面舞踏会」(横溝正史著)に関するある思い・・・

「仮面舞踏会」横溝正史著、を読んだのはもう20年以上前(なんかお決まりのセリフ)。

当然、内容の詳細は覚えていない。映像化作品もTVで、古谷一行と小野寺昭もやったような記憶があるのだが・・・定かでない。

ただ、この原作に関して、内容を忘れているにもかかわらず、ハッキリと記憶しているある思いがある。
それは「非常に残念な作品」ということ。
どういうことか、この作品、非常におもしろく読んでいたのである。

私は金田一が好きなったのは市川+石坂コンビの映画からである。それで原作を読み始め、全部ではないがほとんどは読んだ。そして、他の俳優が演じた金田一作品もよくみている。

原作の中で、長編に関していうと、もちろん数多く映像化されている「獄門島」「犬神家」はおもしろいと思う。そして「手毬唄」もすばらいい作品。
だが、私は(もちろん映像化もされてますが)「悪魔が来たりて笛を吹く」が読んだ中では,
一番お気に入りだった。私の中での最高傑作だった。

しかし、「仮面舞踏会」は途中まで読んでいて、「悪魔が来たりて」よりおもしろいのではとの感想を持っていた。ただし、どのへんがとの具体的なことは記述できない。それは前述のように詳細内容を覚えていないからである。しかし、これはおもしろいとの気持ちは強かったのは鮮明である。

ところが、ある章から突然、筆の勢いがおちた、そこまでのテンションが持続されていないのを感じた。何といっていいかうまく表現できないが、文章に勢いがないのである。当然、最後まで読んでおもしろかったのだろうが、作品内容よりもその失望感というか残念な気持ちのが大きく記憶に残っている。

私は金田一ファンだが、原作者の横溝正史に関してはその詳細は知らない。先生の生い立ちや、その健康状態、そして実際に執筆された作品の順番なども詳しくはない。

その為、「仮面舞踏会」に関しても、この作品がどういう経緯で完成に至ったかは知らなかった。『あとがき』を読むまで。

途中、訳10年も休筆していたのである。

これだった。明らかに作品事態の、文章のテンションがおちているのである。
やはり横溝正史ほどの作家でも10年の月日は長かったのであろう。

途中までがとてすばらし内容、私見であるあが、これは傑作だと思って読んでいただけに・・・
非常に残念な気がし、その思いが強く心に残っている・・・・


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所有していた金田一ものの一部


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