「英雄本色」 男たちの挽歌 ~香港ノワール、それはここから始まった・・・ 

久しぶり、何年ぶりだろう、5年いやもっとかな、「男たちの挽歌」を鑑賞した。

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ホーは国際的な偽札組織の若頭的存在。その彼にはキットという愛する弟、そして親友で、弟分のマークがいる。
キットが警官を志したことにより、ホーは苦悩し、父親の助言もあり、組織から足を洗うことを決める。

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ホーはマークに後を託し、最後の台湾での取引へまだ駆け出しのシンを連れて向かった。

そこで内部の裏切り者のせいで命を狙われたホー。シンと共に命からがら脱出する。
その頃、香港ではホーの父親が組織から連れ出されようとしていた。キットの彼女ジャッキーと父が抵抗する中、キットが帰宅し、攻防が繰り広げられるが父は殺されてしまう。
父は最期に、
『キットよ、兄さんを許してやれ』
と言い残した。キットは兄の本当の職業を知らなかったのである。

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一方、台湾ではホーは、シンを逃がし自首をする。それは愛する弟の為、カタギになるために・・・。
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ホーの逮捕を知り、復讐を誓ったマークは台湾にいた。
彼は台湾でホー達の命を狙った、台湾組織のボスの甥がレストランにいる情報をもらいうけ、台湾組織の手助けを断り、単身乗り込んでいく。

ここが、あの2挺拳銃の、あの伝説のシーン!

ジョン・ウーの演出がたまらなくいい、カットわり、ハイスピード、そして周潤發が最高にカッコいい。何度みても身体に電流が突き抜けるほどの衝撃を感じる名シーン。
最初の2挺をうちつくし、それを床にすて、コートの襟を直して次の銃に手をのばす。
さらに全弾撃ちつくしたマークは廊下を去っていく。そこに最後のちからでボスの甥が這って出てきてマークの足に銃弾を撃ち込む。マークは隠しておいた廊下の鉢の中のベレッタをつかみ、撃ち返す。息をすでにひきとったその男に足を引きづって近づき、残りの弾、全弾を憎しみを込めて浴びせる!このシーンがたまらない!!

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現場へ地元の警察の警部が到着する。彼はその現場の異様な壮絶さに目をみはる・・・。


ホーは、台湾で3年間服役した。
その間、香港の様子をマークが手紙で知らせていた。
そして、3年ぶりの香港へ戻り、キットの前に顔を現すが、キットは父が殺されたのは兄のせいだと、ホーを激しく憎み、殴りかかった。そして、言った。
『2度と俺の前に顔をみせるな』
と・・・。

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「男たちの挽歌」  1986年 香港

原題 英雄本色

監督 ジョン・ウー
製作 ツイ・ハーク
音楽 ジョセフ・クー

主演 ティ・ロン  レスリー・チェン  周潤發


とにかく、いい。泣ける映画。私は久々に流れる涙をとめることが出来ませんでした。
クサイといえばそのとおりなんですが、忠臣蔵などが好きな私、いや日本人、いや東洋人にはたまらないストーリーだと私は思います。
とにかく好きなんですよ。この手の話は・・・。


香港に帰ったホーは前科者ばかりが集まるタクシー会社へ就職する。
そして、たまたま組織のビルの前でマークを見かける。
そこには足をひきずり、車の清掃をしているマークの姿が・・・。そして今組織を動かしていたのは何とシンだった・・・。
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ホーとマークの3年ぶりの再会のシーン、もう涙なみだ・・・。
ビルの地下でひとりで足を投げ出して弁当を食うマーク。そこへ、
『手紙の内容と違うな・・・』
と姿をあらわすホー。マークは手を差し伸べる。それを掴んで抱き合う2人。

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マークは以前、まだ駆け出しの頃、取引である失言をしてその報いである屈辱を受けた。その時に彼は誓った。俺は人に狙われることは2度としない、人に頭を下げる人生は送らない!と。
しかし、今は組織に小間使いで雇われて、生き恥をさらしている。
ホーの帰りをひたすら待ち続けたマークはまた一緒に2人で盛り返そうと言う。
しかし、ホーは・・・。

マークは無理強いはしなかった。彼は言う。
『今は俺より弟のことを考えろ。シンをつけねらっていてとても危険だ』と。


弟からは憎まれ、何とか更正した姿を見せて許しをえようと、奮闘するホー。しかし、組織はまたホーを組織に戻そうとする。そしてキットまでをも巻き込もうとしていた。

マークは、ホーとキットを見ていられなかった。極道だったとはいえ、キットの為に足を洗い、今自分の誘いもかたくなに断り、組織からの執拗な引き戻しにもひたすら耐え、弟の為に懸命に踏ん張っている。そんなホーの姿を見ている彼はいつまでも兄をゆるさないキットに怒りを抱いていた。
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弟の憎しみは深く、兄貴のせいで昇進も却下され、捜査からもはずされるキット。兄への憎しみが強くなるばかり。ホーはキットに自分が更正した姿をみてもらいたいと香港をはなれずに必死で頑張っていた。しかし許してもらえないと知り、既に弟は失ってしまったと思うホー。
キットの彼女、ジャッキーは一度は香港から離れてとホーに頼むが今は、ホーの更正への姿勢にうたれ応援してくれていた。あきれめかけたホーにジャッキーは言った。
『あきらめないで!』

そして、相変わらず、盛り返しを狙っているマーク。
ホーは、弟と親友の狭間でもがき苦しむ。自分の運命を決められずにいた・・・。

組織のボス、シンはホーを弟の件で話しがあると呼び出し、そしてホーに言った。
『あんたの親友も拾ってやった。弟も邪魔だが殺さずにいてやった。組織に戻ってこい。』
ホーはシンにつかみかかる。
『一人は親友、一人は弟だ。なめるな。手を出したら殺す』
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弟を失い、その上親友までをも失いたくないホーだが、マークの意志は激しく、固かった。
全てを失い、ハナから守るものがないマーク。その失ったものを彼は取り返したかった。

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再び単身、組織へ乗り込むマーク。激しい銃撃戦の末、偽札の原盤データを奪い取る。そして逃走しようとする時、1台のバイクが近づいてくる。ホーだった。
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彼はマークの為に今一度、手を貸し金と共にマークを逃がし、自分は死ぬつもりだった。
ジャッキーの元を訪れ、盗んだ原盤データをホーは、彼女に渡す。
『今夜、香港をたつ。』
『あきらめてしまったの?』
『これを夜9時にキットに渡すんだ』
『また戻ってくる?』
ホーは哀しい笑みを浮かべて背をむけ黙って去ってゆく・・・。
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偽札の原盤データと金を取引する前、ホーとマークの会話がいい。
ホー、
『神を信じるか?』
マーク、
『俺が神だ。神は人間さ。運命を自分で決める奴はな』
『自分で決められない時もある・・・』


自分の信じた道をきたホー、それが弟の激しい憎悪、親友の熱い思い、その狭間でゆれる苦悩の男。この作品、近年は周潤發ばかりがフューチャーされ、DVDなどのパッケージもオリジナル版でないものは彼だけがめっだているが主演はあくまでもティ・ロンである。
この彼の葛藤、苦悩の姿がたまらないくいい。
そして、その心情をしり、兄弟を心配しつつも、失ったものを取り返したい、2度と屈辱は受けたくない激しい思いを持ち続けるマーク。さらに青臭いながら常に正義をおもい、兄を憎み続けるキット。この2人も実にいい。
とはいえ、銃撃戦ではやはり周潤發!かれのカッコよさはもうどうしようもない!私は当時この映画をみてすぐに黒のトレンチを買いにいった。


最後、ホーにより、ボートで一人金をもって逃がされたマークが再び兄弟の元へ帰ってくるシーン。二人の表情がいい。
兄貴を、親友をおいて一人では逃げられない!
戻ってきては欲しくないと思いつつも、やはり来てくれたのか!
激しい銃撃の中、ニンヤリ笑みを浮かべてホーに銃を渡す。このシーン、たまらない。

まあ、結局私の好みからすれば全編95分間、すべてたまらない!ヘタはハリウッド映画なんぞ鑑賞している場合ではな~い。クサイといわれようが、なんといわれようが私はこの作品が何ともいえず、たまらない!
以前、『狼 男たちの挽歌・最終章』のが個人的には好きだと記述したが、やはりこっちもいいなあぁ~。

ラスト、再びキットに兄を許せと、なぜ許さない!とつめよるマーク。そして・・・。
かぁ~、泣ける!
私はホーがマークを逃がしてから、オーラスまであふれ出る涙で字幕が読めませんでした。
といってもセリフははいってるんですけどね。ただ以前ツタヤで借りて何回も見たビデオとは訳がちがいますね。訳者がちがうんでしょうけど。

そんなことはともかく、久々に映画で興奮した。
「いつギラ」もたしかに邦画アクションの傑作だが、娯楽作品で重みはない。

ところがこれは、切なくも激しく、そして美しい。男の美、涙をさそう、その重さ。

全体的な構成、アングル、カット割りもなども私の好みで、けっこういい。まあ、組織のあり方や、単純に原盤データをむすめてしまうあたりはあり得なさすぎであるが、もうその点は目をつぶりましょう。その辺りのリアリズムを追求する作品ではありません。

ティ・ロンの哀愁をおびた男の表情、潤發の銃を持った時の真剣な顔、そしてレスリーの一途なまでの正義感。
ジョセフ・クーの音楽が響き始め、始まる激しい銃撃戦!画面に美学が溢れる。

以前のブログ記事を今一度、記述する。

>ヤクザと刑事。相いれない敵同士でなりながら兄弟という絆で結ばれたホーとキット。そしてホーの親友のマーク。3人の兄弟愛、友情を激しい銃撃戦に託してみせる。まさに男の美学。

86年、香港映画界興行収入大1位に輝き、そのバイオレンス描写は『香港ノワール』と呼ばれた。 

剣劇スターであった、ティ・ロン、実にイイ表情をする。レスリーの人なつこい笑顔もいい。
そして、ユウファ。爪楊枝をくわえ2二挺拳銃をうちまくる・・・。


男たちの美しいまでの絆と友情、そしてあのラスト・・・!!

激しい銃撃と血でみせる男の美学。
これぞ香港ノワール! その原点!!

ん~、たまらないっ・・・。

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