今日は何かが違う・・・. 「のるか、そるか」 (Let It Ride)

“幸運を気づかぬ人間がいる”

妻のパムと上海料理店で中国のクッキー占いをしたトロッター。
そこにはそう書いてあった。
そして妻がひいた占いには次ぎの言葉、
“彼を信じなさい”

翌日の土曜日、その日に彼はその占いの意味を知る。



「のるか、そるか」    1989年 アメリカ

原題 Let It Ride

監督 ジョー・ピトカ

主演 リチャード・ドレイファス


この映画をこのブログで記事にするのは3度目かな。まあ、正式な映画の紹介としては2度目(http://toridestory.at.webry.info/200609/article_29.html


競馬好きなタクシー運転手が友人運転手のの乗せた客の会話テープを聞き、秘密の情報を得て、競馬場にむかう。その情報とおり、彼は馬券を当てる。厩舎へ純粋に礼を言いに行った彼は、その情報者から口封じに次ぎのレースの情報と競馬場の会員制クラブのパスをもらう。それから、彼のなが~い競馬場での1日が始まる。


映像的にはどうってことのないものです。まあ、そのへんを深く追求する作風ではありません。つなぎが粗い点もありますが、展開、本などはまあいいのではないでしょうか。
単純にコメディを、そのストーリーを楽しむものです。


まさに長い一日。
だが、その日はトロッターにとってはいつも違う日だった。彼は感じていた。
あのクッキー占い。
“幸運に気づかぬ人間がいる”
彼はそのことには気づいてはいない、しかし、何かが違う。全てが見えてしまうような奇妙な感じ。落ち込みながらも何かが違う。それを感じていた。


情報通り、彼は最初のレースを『チャリティ』で勝つ。
そして、また次ぎのイイ情報を得て、また勝つ。
彼は気づく、今日はついている。

トロッターの周囲の人間が、その絡み方、描き方が実にいい。
妻をはじめ、ルーニー、警備員、ジョッキー・クラブの人間たち、そして馬券売り場の男等々。

そして、競馬場内の人間が何を買うつもりかを尋ね、誰もが推さない馬を買うところなど非常に面白い。

競馬ファンは是非みてほしい作品でし、競馬ファンでなくても十分に楽しめる。コメディだが、彼をとりまく人間たちの描写が心暖まる。


その日、トロッターは勝ち続ける。
しかし、6万9000ドルを取り、勝負は引き際が肝心と彼は一度妻の元へ、自宅へ帰る。シャンパンとプレゼントを持って。そこには一度競馬場へトロッターの儲けた金を受け取りにきたが、結局彼が全て馬券を買ってしまったのに腹をたて帰ってしまったパムが酒を飲んで、眠っていた。

プレゼントと金をみせるが、妻は寝ぼけて起きない。
ふと彼はテーブルの上のカードの束に目をやる。

彼はつぶやく。
『クラブの5』
そして、無作為にカードをめくる。すると、そのカードはなんと、クラブの5。

彼は競馬場に戻る。
酒場では彼を大騒ぎで迎える。そして、彼は言う。みんなで一点買いをしよう!と。
しかし、皆は彼からはなれてしまう・・・。

彼は、迷い、自分でもどうしていいかわからなくなっていた。そんな時、厩舎である馬を、その馬の目をみる。
馬の名は「ホット・トウー・トロット」

彼はルーニーに言った。
『この馬だけはどんなことがあっても買うな!』

彼の心は決まっていた。
彼は妻にプレゼント等を買った以外の6万8000ドルをすべて、その馬、2番「ホット・トウー・トロット」に賭けた。

レースが始まった。
最後の直線、2番と4番の一騎打ち。ゴール判を2頭は同時に駆け抜けた。
写真判定。

しかし、トロッターはわかっていた。彼は気づいていたのである・・・。その結果を。
周囲が気をもむ中、彼はひとり優しい笑みを浮かべていた・・・・。

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昔、競馬場へいく前に日、よくこの映画をみた。
散々負けた・・・。しかし、負けても、負けても競馬場へ行った。



ターフを駆けぬけるサラブレッドは美しい。

馬券を買うのではない。夢を買うのである。いや、買うのではない。
馬券は夢への、ロマンを追い求める旅への参加料。
その額は夢の大きさ、ロマンのでかさに比例する。

馬は男のロマン。


昔のJRAいや、日本中央競馬会の好きなコピーがある。

Green Sprit


競馬場、そこには夢が、ロマンがあふれている・・・。







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