「相棒 劇場版Ⅱ」 終わりの始まり・・・・・ (追記)
友人E君と観に行く予定だったが、うちの親父が観たいというので、とりあえず鑑賞してしまった。
本来、劇場版はTVとは別ものとしてみる必要があるが、最近は、テレビの続きを平気でやる時代。
「ライアーゲーム」や、「SP」など。
本作も、今回は公開前夜の放映第9話の終わりが映画につながるという形をとった。
まあ、ほんのさわりだけだけどね。
そして、放映順と字形軸が正しいとすると、陣内警部補との件で矛盾が生じるが、まあそのへんは・・・・・。
このあたりもまさしく今後の予兆なのではと、感じさせなくもない。
私は、相棒の脚本家では、一番のメインで、プレシーズン全3話とシーズン4までの初回と最終話を必ず書いていた輿水泰弘氏と、個人的には特に櫻井武晴氏が好きであった。
時事問題などの重いテーマや杉下右京の感情を無視した正義による所謂後味の悪い回が相棒の特徴でもあるが、前はそのように融通の聞かない右京に反して人情派で熱血漢の薫が暴走したり気を回す話と、あと私は櫻井氏が書く、食や酒、音楽に関する人間の情を描いた回がとても好きであった。
私が相棒の中で一番好きなシーズン1の第7話「殺しのカクテル」、
シーズン2の第3話「殺人晩餐会」、
シーズン3の第15話「殺しのピアノ」、
シーズン5の第9話 「殺人ワインセラー」
シーズン6の第14話「琥珀色の殺人」
シーズン7の第13話「超能力少年」
シーズン3 「ありふれた殺人」
シーズン4 「冤罪」
シーズン5 「裏切者」
シーズン5 「サザンカの咲く頃」
等、他にもあるが櫻井氏の本はやはり違う。
また、薫がメインの回。
とくに、プレシーズンから登場していた薫の親友・生瀬演じる“平成の切り裂きジャック”こと浅倉の回は好きであった。
シーズン1で消滅した特命係をシーズン2で復活させたのはこの浅倉である。
そう、シーズン2は浅倉に始まり、浅倉に終わる正に彼のシーズンといってもいい。
そして、本ブログで何度か記事にしているように、私は杉下右京の相棒は、
亀山薫以外には認めていない。
(それでも観ているのだが・・・・)
当初のこのドラマのコンセプトであり、登場人物たちの台詞にもあった。
“特命が実質的に機能しだしたのは亀山薫が特命に移ってから”
“亀山さん、あなたは杉下右京の唯一の相棒なんですから・・・・・”
“僕はね、特命係は杉下が動かしているとばかり思ってました。
でも、
実は君の旦那様だったんだね、
亀山薫君・・・・・”
そう、天邪鬼の変わり者の杉下右京の相棒は誰でも務まるわけではない・・・・・。
故に、ある意味私の中では「相棒」はシーズン7で終わっていた。
そして、ここへきて・・・・。
某インタビューによると、岸部一徳さんが、
“そろそろケリをつけませんか”
と、言ったそうである。
また、雑誌の和泉監督や輿水氏のインタビューでもそろそろ、というようなニュアンスを感じたという感想を書かれたブログも目にした。
今回の劇場版では、1作目の脚本家の戸田山氏共に、メインである輿水氏が当然ながら書いている。
肝心な回では必ず彼が。
シーズン9では、輿水氏はまだ一度も書いていないが・・・。
いよいよ、相棒も・・・・・。
話はさらに脱線するが、シーズン9では、第6話「暴発」 脚本・櫻井武晴氏が、相棒らしくて、そして杉下右京らしくてとてもよかった。
さて、劇場版だが、まあこの手でいつも私が思うとおり、TVのSP版よかったんではとは思うのだが、
一徳さんの花道だったのかなと・・・・。
官房長の最期の言葉、意味が理解できない方は是非ともシーズン1を見てください。
そう、あの曲が、
そのタイトル通りに、まさに、
という気がします・・・・・。
終わりの始まり
最後に劇場版の感想を一言、
“官房長~!!!!!!”
官房長いわく、
“時に、杉下の正義は暴走するよ・・・・・。”
時に敵となるが、杉下右京の一番の理解者であり、擁護者でもあった彼がいなくなるとは・・・・・・。
“いっそもう、膿をだしきったほうがいいんじゃないかしら。”
“でもね、あの杉下が動いているからね・・・・。”
“ありがとう、警察を救ってくれて。”
“僕はね、特命係は杉下が動かしているとばかり思ってました。
でも、
実は君の旦那様だったんだね、
亀山薫君・・・・・”
“野良犬は捨てられません、だって飼えませんから。”
“僕が思うに、火元は君らじゃないかしら。”
“どうやら、火元が違っていたようですね・・・”
“この世に、僕を殺していい人間が3人いる。
君ともう一人の生き残りと、そして杉下右京。”
本来、劇場版はTVとは別ものとしてみる必要があるが、最近は、テレビの続きを平気でやる時代。
「ライアーゲーム」や、「SP」など。
本作も、今回は公開前夜の放映第9話の終わりが映画につながるという形をとった。
まあ、ほんのさわりだけだけどね。
そして、放映順と字形軸が正しいとすると、陣内警部補との件で矛盾が生じるが、まあそのへんは・・・・・。
このあたりもまさしく今後の予兆なのではと、感じさせなくもない。
私は、相棒の脚本家では、一番のメインで、プレシーズン全3話とシーズン4までの初回と最終話を必ず書いていた輿水泰弘氏と、個人的には特に櫻井武晴氏が好きであった。
時事問題などの重いテーマや杉下右京の感情を無視した正義による所謂後味の悪い回が相棒の特徴でもあるが、前はそのように融通の聞かない右京に反して人情派で熱血漢の薫が暴走したり気を回す話と、あと私は櫻井氏が書く、食や酒、音楽に関する人間の情を描いた回がとても好きであった。
私が相棒の中で一番好きなシーズン1の第7話「殺しのカクテル」、
シーズン2の第3話「殺人晩餐会」、
シーズン3の第15話「殺しのピアノ」、
シーズン5の第9話 「殺人ワインセラー」
シーズン6の第14話「琥珀色の殺人」
シーズン7の第13話「超能力少年」
シーズン3 「ありふれた殺人」
シーズン4 「冤罪」
シーズン5 「裏切者」
シーズン5 「サザンカの咲く頃」
等、他にもあるが櫻井氏の本はやはり違う。
また、薫がメインの回。
とくに、プレシーズンから登場していた薫の親友・生瀬演じる“平成の切り裂きジャック”こと浅倉の回は好きであった。
シーズン1で消滅した特命係をシーズン2で復活させたのはこの浅倉である。
そう、シーズン2は浅倉に始まり、浅倉に終わる正に彼のシーズンといってもいい。
そして、本ブログで何度か記事にしているように、私は杉下右京の相棒は、
亀山薫以外には認めていない。
(それでも観ているのだが・・・・)
当初のこのドラマのコンセプトであり、登場人物たちの台詞にもあった。
“特命が実質的に機能しだしたのは亀山薫が特命に移ってから”
“亀山さん、あなたは杉下右京の唯一の相棒なんですから・・・・・”
“僕はね、特命係は杉下が動かしているとばかり思ってました。
でも、
実は君の旦那様だったんだね、
亀山薫君・・・・・”
そう、天邪鬼の変わり者の杉下右京の相棒は誰でも務まるわけではない・・・・・。
故に、ある意味私の中では「相棒」はシーズン7で終わっていた。
そして、ここへきて・・・・。
某インタビューによると、岸部一徳さんが、
“そろそろケリをつけませんか”
と、言ったそうである。
また、雑誌の和泉監督や輿水氏のインタビューでもそろそろ、というようなニュアンスを感じたという感想を書かれたブログも目にした。
今回の劇場版では、1作目の脚本家の戸田山氏共に、メインである輿水氏が当然ながら書いている。
肝心な回では必ず彼が。
シーズン9では、輿水氏はまだ一度も書いていないが・・・。
いよいよ、相棒も・・・・・。
話はさらに脱線するが、シーズン9では、第6話「暴発」 脚本・櫻井武晴氏が、相棒らしくて、そして杉下右京らしくてとてもよかった。
さて、劇場版だが、まあこの手でいつも私が思うとおり、TVのSP版よかったんではとは思うのだが、
一徳さんの花道だったのかなと・・・・。
官房長の最期の言葉、意味が理解できない方は是非ともシーズン1を見てください。
そう、あの曲が、
そのタイトル通りに、まさに、
という気がします・・・・・。
終わりの始まり
最後に劇場版の感想を一言、
“官房長~!!!!!!”
官房長いわく、
“時に、杉下の正義は暴走するよ・・・・・。”
時に敵となるが、杉下右京の一番の理解者であり、擁護者でもあった彼がいなくなるとは・・・・・・。
“いっそもう、膿をだしきったほうがいいんじゃないかしら。”
“でもね、あの杉下が動いているからね・・・・。”
“ありがとう、警察を救ってくれて。”
“僕はね、特命係は杉下が動かしているとばかり思ってました。
でも、
実は君の旦那様だったんだね、
亀山薫君・・・・・”
“野良犬は捨てられません、だって飼えませんから。”
“僕が思うに、火元は君らじゃないかしら。”
“どうやら、火元が違っていたようですね・・・”
“この世に、僕を殺していい人間が3人いる。
君ともう一人の生き残りと、そして杉下右京。”