「アンストッパブル」
実話ベースの列車暴走を描く、パニック・サスペンス。
アクションではないですね、アクション好きからいわせると。
単純な、そしてスピーディーな展開が実にいい。
この手はトニー・スコットは上手いですね。
若干、早回しの画が気になる部分ですが、この手には彼の手法、細かなカット割りがとても有効です。
また、冒頭のタイトルがでるまでの、画、不安と不吉を予感させる操車場の画が効果的。
さらには、前半の緩急、暴走した列車と、反対側から、そして動きも反対の画の対比、つまり静と動のその対比、展開の緩急がいい。
また、当然ではあるが、反対側から走り出した列車同士なので、後に暴走列車が走り抜ける、山場の急カーブを、前半にフランク達がのどかに走りさる画が、その激しいカーブと頼りなさそうな細い線路、この画が後の恐怖を煽る実にいい布石の画となっている。
また、冒頭間もなく人為的ミスにより暴走しだすストーリーの入り込みもいい。
また、テレビ放映の映像が、その不安定とカット割りがサスペンス感をうまく増長させている。
フランクとウィルのパーソナルな部分も、いい加減に盛り込まれているように感じる。
まあ、盛り上がりが弱いといえばそうだが、中盤からの、これもうまい加減の緊迫感と、スピード感、アップと引きの画のカット割りが迫力をあたえ、その弱さを補っている。
基本スピーディーな展開ながら、やはり緩急がうまいですね。
それで、サスペンス感を増幅させている。
そして、緩急に加えて、カメラワーク、アングル、カット割りが実にいい。
その効果のたまものである。
話が単純で、つっこみどころも多々あるが、鉄道マンたちのプライドや、人間関係の描き方も最小限ながら有効で、
最後まで一気にみせる勢い、そこに巧さを感じる。
ハラハラドキドキというよりも、
一気に走り抜けるまさに暴走列車のような流れを楽しむ映画で、それが物足りなさや疑問点までも押し流してくれ、
最後には安堵感と何故か癒しを感じるのは私だけか。
不思議ともう一度観たいと想いたくなる作品である。
アクションではないですね、アクション好きからいわせると。
単純な、そしてスピーディーな展開が実にいい。
この手はトニー・スコットは上手いですね。
若干、早回しの画が気になる部分ですが、この手には彼の手法、細かなカット割りがとても有効です。
また、冒頭のタイトルがでるまでの、画、不安と不吉を予感させる操車場の画が効果的。
さらには、前半の緩急、暴走した列車と、反対側から、そして動きも反対の画の対比、つまり静と動のその対比、展開の緩急がいい。
また、当然ではあるが、反対側から走り出した列車同士なので、後に暴走列車が走り抜ける、山場の急カーブを、前半にフランク達がのどかに走りさる画が、その激しいカーブと頼りなさそうな細い線路、この画が後の恐怖を煽る実にいい布石の画となっている。
また、冒頭間もなく人為的ミスにより暴走しだすストーリーの入り込みもいい。
また、テレビ放映の映像が、その不安定とカット割りがサスペンス感をうまく増長させている。
フランクとウィルのパーソナルな部分も、いい加減に盛り込まれているように感じる。
まあ、盛り上がりが弱いといえばそうだが、中盤からの、これもうまい加減の緊迫感と、スピード感、アップと引きの画のカット割りが迫力をあたえ、その弱さを補っている。
基本スピーディーな展開ながら、やはり緩急がうまいですね。
それで、サスペンス感を増幅させている。
そして、緩急に加えて、カメラワーク、アングル、カット割りが実にいい。
その効果のたまものである。
話が単純で、つっこみどころも多々あるが、鉄道マンたちのプライドや、人間関係の描き方も最小限ながら有効で、
最後まで一気にみせる勢い、そこに巧さを感じる。
ハラハラドキドキというよりも、
一気に走り抜けるまさに暴走列車のような流れを楽しむ映画で、それが物足りなさや疑問点までも押し流してくれ、
最後には安堵感と何故か癒しを感じるのは私だけか。
不思議ともう一度観たいと想いたくなる作品である。