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zoom RSS 大杉蓮を偲んで 「HANA-BI」 今一度・・・ 「キタノブルー」の神髄

<<   作成日時 : 2018/02/25 22:11   >>

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TV版でカットはあったが、久しぶりに「HANA-BI」を鑑賞した。

大杉蓮さんを偲んで・・・。

まだ若いよな〜





男の優しとは、勧善懲悪の優しさの前では、法さえも無意味である。

以前も記述したが、あまりの優しさに思わず涙する・・・・


静謐感といわれる「キタノブルー」が安心感と優しさを与える。





最後の2発の銃声が、

一人の不器用な男の生き方として、

あまりに優しく、清々しい・・・・





画に引き込まれる、その力は正に「キタノブルー」の神髄・・・・




画像





過去記事を今一度



「HANA-BI」  その優しさに涙する・・・・・。

<< 作成日時 : 2010/10/11 14:56 >>







北野作品の特徴は、内容とは別にその画の安定感である。
安心感といってもいい。

もちろん、少ない台詞の中、淡々とすすんでゆくので当たり前といえばそうなのだが、
バイオレンス描写も、流れの全体としては中和される程の安定感がある。


特にこの作品は、大杉漣演じるもと刑事の画に関する描写が、迷走する心の行き先を表現し、
流れに安堵感さえあたえている。



そのどこか心落ち着く安定感と、同時に張り詰める、画に集中させる緊張感、この中に不思議と優しさをひしひしと感じさせる。
そう、暴力描写がそれをささえているのである。
迷走する中で、
彼が内にみせる歪んだまでの優しさと外にみせる無謀なる激しさが。


そしてその両極端なふたつの同居を許し中和させ、画に安心感と安定感を与えているのが、キタノブルー。
一般に言われる静謐感だけではない、画の安定感を大きく感じるのは、恐怖と優しさの見事な中和にある。
その中和により、恐怖と優しさが一度元を失い、改めて感じるもの、それが静謐感であり、透明感であり、安定感であり、安心感であり、癒しとなる。

それがキタノブルーの神髄なのである。







武や市川準作品にはいつも痛感させられる。
台詞の重要性を。

そう、無駄な台詞をはいし、画で表現することによって効果的な台詞が生まれる。




あの風貌でケーキをかってきたり、
妻が用をたそうと、雪の中を林に向かって進む途中に雪にはまってしまう。
それを見てすぐさま走り寄る夫・・・・・。
それが、真の・・・・・。
病院ですれ違う担当でもない医師に頭をさげたり、マンションの入り口の三輪車をかたしたりする。




優しさという点では異なるが、
その構造というかな、
映画自体の成り立ちのかたちが、私は「ソナチネ」と同様のものを強く感じる。





物語がすすむにつれ、どんどんひきこまれ、
心が優しくなると同時に、痛快でもある、この作品。

妻が心を開いてゆく様が、
言葉を発し、笑顔をみせ、最後は夫に・・・・・。


心温まり、
見る者にやはり安堵感をあたえる。



遠目の画とカット割りがその画にひきこむその魅力は、まさに娯楽の醍醐味。




渡辺哲の描写、絡みも実にいい。











美しい空と静かで綺麗な海。

そこに鳴り響く優しく乾いた2発の銃声。

迷走のはてにゆきついた場所は・・・・・・・。




妻の礼が、迷走する彼に、
すでに決断後であったであろうが、
その彼に心おきなく、
いや、受動的ではなく、
自発的に
トリガーを引かせた・・・・・。




そして、
その妻の言葉が、
彼をやっと迷走と重圧、様々なものから解放させ、彼はやっと休息ができた・・・・。

それが妻の、
彼への恩返しだったのであろう・・・・。







寺島の台詞が実にいい。

「俺は、ああいう風には生きられないんだろうなぁ・・・・・・。」














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