マックィーンの遺作~「ハンター」

現代の賞金稼ぎ(バウンティ・ハンター)のラルフ・ソーソンが仕事を終えて家に帰ってくる。

そこにはいつものように、友人たちが大勢でカードを楽しんでいる。友人たちから『パパ』と呼ばれる彼。キッチンにいる見知らぬ女に「あんたは?」と尋ねられ、「この家の主人」と答える。奥のベッドルームには同棲中で出産間近のドディが眠っている。もうすぐ,まさしく『パパ』になる彼をつけねらう不審な車が窓の外に一台・・・



「ハンター」  1980年 アメリカ


監督 バズ・キューリック

主演 スティーヴ・マックィーン



実在したばバウンティ・ハンター ラルフ“パパ”ソーソンを描いた作品。
『パパ』の友人の刑事の自殺をしらせる酒場の体のでかいバーテン。彼がラルフ“パパ”本人です。

ハッキリ言って、それほど優れた名作とはいえませんが、マックィーン遺作、それで十分でしょう。このときすでに50歳、ガンにおかされながら高架の上の電車のパンダグラフにぶら下がるシーンなどスタントなしで撮ったあたりはさすがです。またアクションだけでなく、コミカルなシーンも描かれ、楽しめます。長年のつきあいのイーライ・ウォラックも出演してます。

運転がヘタな設定は、あのマックィーンがと、思わずおかしくなります。作品中、家で老眼鏡をかけるシーンなど年齢を感じさせる面をわざと撮っています。映画の冒頭に、賞金かせぎの存在がなくなる中、ラルフ“パパ”ソーソンにはそのことを誰も伝えなかったらしい、とクレジットされます。年もとり、時代遅れといわる中、フライトジャケットとジーパンで仮釈放中の逃亡者を負う『パパ』。いかにもマックィーンらしい。

映画のラスト、赤ちゃんが生まれ、腕に抱き、笑顔で見つめるマックィーン。
微笑ましく、心温まると当時に遺作であることを思うと非常に感慨深いです・・・




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  • ハンター

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  • ハンター

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