金田一耕助にとっての真実

名探偵コナンで「探偵が犯人を追い詰めてみすみす死なせては殺人者と同じ」という趣旨の発言がある。

しかしそうであるのか。
真実はひとつかもしれない。そして事実が真実とは限らない。
金田一耕助の「しまった~」のように。

その真実の真相は?真実であるからにはそれは偽りではない。そして起こった出来事の真実は一つ。
しかしこの出来事をおこした心理ははたして真実か。そこに偽りはないのか。

複雑にからんだ深層心理のもとはたしてこの行動を起こした人物の心理は偽らざるものなのか。そして、その真実は常に公けにしてよいものか・・・

真実でありながら、その裏では真意と別な行動をとった結果であることも。つまり表裏一体ではないのか。屁理屈ではあるが、そこに真実を求める探偵はいつも一つか?そして、法にゆだねることが正しいのは理屈である。果たしてそれが正義か?


某事件で等々力警部が、「・・・これが金田一耕助流のヒューマニズムとでもいうのかね。おかげで事件は解決できるが、ホシは逃がしてしまうということがちょくちょくあるよ。つまり、そのためにこのひとは、最後の瞬間までわれわれに手のうちをみせないんだからね。・・・」と述べている。

彼は探偵の性で真相をつきとめたい、つきとめる。しかしそれは誰のためか・・・正義の為か?
法にゆでねることなく、自らの手で逝かせてやる。

それが本来、風来坊である金田一耕助のヒューマニズム、そしてハードボイルド。
真実とは、名探偵のやさしさである。



『フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 金田一耕助』を読んで・・・


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