「キャバレー」  ~今日もまたあの曲、レフト・アローンが・・・・

レフトアローンって、どういう意味なんだ。』

『ひとりぼっちで、いってしまった。』

『それを、俺はあんとき聴いちまったわけか・・・・・・。』





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『キャバレー』  1986年 角川  角川10週年記念作品

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監督 角川春樹
製作 角川春樹
原作 栗本 薫
脚本 田中陽造
撮影 仙元誠三

主演 野村宏伸

出演 鹿賀丈史  倍賞美津子
    三原じゅん子 室田日出夫 本間優二 原田芳雄
    清水健太郎 古尾谷雅人 白竜 
    薬師丸ひろ子 原田知世 渡辺典子 原田貴和子
    真田広之 志穂美悦子 宇崎竜童 新井康弘 竹内力 高柳良一
    千葉真一 渡瀬恒彦 夏八木勲 永島敏行 
    北方謙三 中井啓輔  丹波哲郎
    ジョニー大倉 尾藤イサオ 山川浩一


原作はよんでいません。

なんていうんでしょう。恐らく好き嫌いがハッキリする作品ですね。
といか、全体の統一されたトーン、ムード、雰囲気だけの映画ですそこを楽しむことができるか、ヘドがでるかでしょう。
そして、ストーリーも、原作は恐らく、主役の矢代がおぼっちゃんのサックスから、人間としての哀しみなり、怒りなりの経験をへて、真のジャズ、つまり魂の叫びを表現できるような男への成長を、滝沢というヤクザとの妙な友情を通して描いているのだと思うのですが、そこが映画では、友情という部分においても、青年の成長という部分においても、非常に上辺だけというか、深いストーリー展開にはなっておらず、いまひとつ描かれていないですね。

まあ、これが所謂シャクとの闘い、それにくわえて本がイマイチなのでしょう。

そして、リアリティという部分でもそれはゼロです。
あくまでも映画、そこをわりきって、あえてこのムードを楽しまないとついてゆけない映画です。
それと野村の演技というより、セリフまわし、ここを気にしてしまうと、鑑賞できません。

そして、私の感想は、

大好きなんですよね、この手の作品。
まあ、野村の演技、セリフは・・・・・・・。


ただ、他の映画とはちょっと違う想いが。

つまり、私は主役、絶対本意で鑑賞するのですが、野村にいまいち感情移入できません。

また、映画的には、もっと野村メインでジャズの話を中心にしてもいいような気もしますが、その点が弱い。どうしても私は鹿賀丈史 演じる、ヤクザ、滝川を中心にみてしまう。

あくまで主役は野村演じる矢代です。しかし、その為に野村に関わる部分、三原じゅん子であったり、本来一番のキーである、バンドが薄い存在になってしまったいます。
そして、「レフトアローン」がどうしても滝川との関わりという部分で、彼の心情と、そして彼自身に重ねてられて、彼が散った後の、バンドの演奏が本来のテーマのカギとなるシーンなのだが、ただのとってつけたような、単なる倍賞と野村の別れのシーンのようにしか感じれらない。

結局、私は私なりに楽しんで鑑賞しているのだが、それは野村を主役として認めていない結果。
要は、鹿賀丈史メインで、倍賞美津子がおいしい役ということを、そして滝川の生き様とそのスタイルとムードを楽しんでいるのである。

ということは私はこの映画、真に理解せずに、あくまでも自分の好みの部分だけをみることでその画とセリフ、そして限られた場面場面だけを楽しんでいるのかもしれない・・・・。


ここまで、そのトーン追求し、映画的に展開されるともうたまりません。
そこが好きか、ヘドがでるか、両極端な感想、好みになる点でしょう。


ただ、製作の力のいれようと、角川のこだわりには脱帽です。
でなければこの記念作品、野村を主役にしないでしょう。ここがガンコというか、こだわりですね。そして、そのキャスト。
みな、ほんとにゲスト出演という感じがほとんどです。
鑑賞されたことのない方は、誰がどこにでているかを見るだけでも楽しいかもしれません。


そして、このトーンが好きな私、そして、そのファッションもふくめたまりません。滝川のしぐさ、行動、セリフ、
酒を頼むシーンだけでもうやられますね。


『ワイルドターキー、ダブルで。』

かあ~、鹿賀丈史 カッコええ~!!





滝川、彼はそのファッションとは別に、筋を通す昔気質なヤクザ、それ故、不義理が許せず、自分自身で哀しみを、苦しみを背負う行動、選択をしてしまう。

ただ、その昔気質のヤクザが、矢代には何故か・・・・。

そして、最後は、その義理を守る為、

たった独りでいってしまった・・・・・・。




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『どうしてもわからんな。
 同じ曲をやっているのに、どうしても同じものに聞こえんのだ。』


 『ああ、いつか聴いたレコードと・・・。』


  『今日のあんたの音は、いつもよりこう、何か暗いみたいで、
   それで俺はレコードのことなんか思い出しちまったんだ。』



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『あの子、ジャズってる・・・。』

『上手いのか。』





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『ひどい、あんた、人間じゃないよ・・・。』

『俺は、ヤクザなんだよ・・・・。』




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『そうか、章次、おまえがきたのか・・・・。』

  


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『矢代さん、章次の通夜なんです。飲んでやってくれませんか。』




  『また聞こえてきやがった・・・・・・・・。』
















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